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「生誕祭」と「誕生祭」

おひさです、まちゃろーです!

突然ですが「生誕祭」という言葉、

キャラクターコンテンツのファンやアイドルファンだったらなじみ深い言葉ですよね。自分はTwitterで一年に一回「#工藤忍生誕祭」「#白石紬生誕祭」とかハッシュタグつけてつぶやいてたりします。

そんな 生誕祭 について数年前からこんな話をきくようになりました。

生誕は故人につかうもので存命中の人には誕生というべき

生誕って…。推しを勝手に殺すな

一見「えっ、そうだったの!?今度から気を付けよ」ってなりますよね…。

 

実はこれ結論から言いますと デマ なんです。

 

天邪鬼な人間なので疑ってかかって 生誕 と 誕生 なにが違うかいろんな辞書を引いてみたのですが、だいたい「生誕」の説明に「誕生。」とかいてあります。つまり基本は同義です。存命中の人物にも「生誕」で大丈夫なんですよ。

 

でも多少の違いはあるみたいで生誕が偉人とか著名人とかに使われがちで、誕生が「文明の誕生」のように物事に使われがちのようです。

あと一部記事で「生誕は動物には使われない」との記述があったのですがこれも誤りで特に決まっていないです。実例的な面でいうと秋田県大館市には「忠犬ハチ公生誕の地」と書かれた石碑がありますし、二足歩行レッサーパンダとして人気の「風太くん」も「風太生誕15周年記念期間限定スペシャルショップ」なるものも開かれていたみたいです。(ちなみに風太くんは2019年11月現在16歳でお元気だそうですね、人間換算で70代だとか、とっくに風太さんじゃん)

 

で、なぜ生誕が故人限定かのようなデマが広まっていってしまったのかといいますとおそらく前述したように偉人系で使われるというのが関係しているようです。

 

「偉人」といいますとまぁなんか坂本龍馬だとかゴッホだとかモーツァルトだとか色々思いつくじゃないですか。でも大体この世にいない、いわば「歴史上の人物」なんですよね。そのため偉人=偉い故人のように勘違いして解釈している人が多少いてそういう解釈の人が「生誕」についてもそうとらえたと考えられます。実際のところ存命中で偉人って現代パッとは浮かびませんものね、ノーベル賞受賞者とか紫綬勲章もらった人とかですかね。

でも「偉人」の意味合いは発展性も持っているようで、まず根本的になぜキャラコンテンツやアイドルでこの「生誕祭」が使われるようになったかという話に移ると、そのお祝いする対象人物を神聖視している文化が生まれたことに関係していると考えられるんですよね。

つまり 現代人から見た 偉人=推し になるわけです。

もともと「生誕祭」という文化あったんでしょうけど「神」「尊い」のような文化後押しして推しを祝うなら「誕生祭」より「生誕祭」っしょー とどこかでなったのでしょう。

 

神聖視といえば「聖誕祭」というのもまれに見ますよね。「聖誕」は辞書的な意味だと天子や聖人の誕生とか、そこから「キリストの誕生」も含みます。12月とかだと聖誕祭=クリスマスという使われ方もかなり見ますよね。

推しを神聖視して偉人通り越して神の領域に達したら「聖誕祭」を使うのも何ら不思議じゃないですよね。

 

ところで色々この件について調べているうちに見つけたのが「『生誕祭』は冬の季語である」というもの

えぇー?と思ってこちらも調べてみたのですが・・・。

 

この件については次の投稿に書こうと思います!

今回めっちゃかけた嬉しい(゚∀゚)

ではでは!

 



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